旅行によく行くようになると、耳にするようになる言葉っていくつかありますよね。今回は
- トランジット
- トランスファー
- ストップオーバー
について、解説していきます。
いずれも、飛行機の乗り換えの時に使う言葉なんですが、その正確な意味や違いがわからないという方も多いのではないでしょうか?
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トランジットは途中寄港地などでの機体が変わらない乗り換えのこと
例えば、スターアライアンスに加盟しているエア・インディアは、成田~デリーという路線を飛んでいます。実は、この路線、香港経由なんですね。つまり、正確には成田~香港~デリーと飛ぶことになります。
この成田~香港~デリー間ですが、基本的に機体は変わりません。同じ便を成田からデリーまで飛ばしています。途中、香港に到着すると、香港が目的地の乗客は機体から降りますが、デリーまで行く乗客は、機内に残ります。そして、香港からの乗客を乗せたら、再出発するんですね。
このように、途中寄港地で、機材が変わらないまま、目的地へ飛び立つことを「トランジット」と言います。通常、トランジットの場合、寄航時間は30分から1時間程度です。
また、その間、乗客は先程のエア・インディアの成田~香港~デリーのように、機内で待つ場合もあれば、一度、飛行機を降りて、空港のトランジットルームを利用する場合もあります。
空港のトランジットルームを利用する場合は、その間に機内清掃が行われますので、貴重品などは、必ず持って出るようにしましょう。
トランスファーとは、トランジットと違い、機材が変わる通常の乗り換えを言う
続いては、トランスファーを見ていきましょう。
先程の旅程、成田~香港~デリーですが、エア・インディアではなく、香港を拠点とするワンワールドのメンバーであるキャセイパシフィック航空を利用することもできます。
エア・インディアとキャセイパシフィック航空の違いですが、エア・インディアは、成田~香港~デリーを1つの便として運行しています。一方、キャセイパシフィック航空の場合、香港が拠点ですから、成田~香港と、香港~デリーは、別々の路線として運行しています。
つまり、キャセイパシフィック航空を利用した場合は、香港で乗り換えの時に、乗る機材(飛行機)も変わりますし、便名も変わるわけです。
このような乗り換えを「トランスファー」と言います。トランジットとトランスファーの違いは、機材と便名が変わるかどうか?の1点に尽きます。
また、海外の空港などで、道を聞く場合や、空港内の道案内などを見る場合などは、トランジットとトランスファーは、厳密に使い分けているわけでない場合もありますので、多少間違っても、問題ないかと思います。
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ストップオーバーは24時間以上を経由地で過ごすこと
続けて、ストップオーバーですが、経由地で24時間以上過ごす事をいいます。24時間以上かかる乗り換えなんてあるの?と、疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。基本的に、24時間以上かかる乗り換えなんて、ありません。しかし、旅行者が故意的に24時間以上にすることはできます。
例えば、先程の成田~香港~デリーの旅程の場合、旅行者の中には「せっかく香港を経由するのなら、香港旅行も楽しみたい」という方もいるでしょう。その場合、わざと香港で24時間以上滞在するように、乗り換え便を設定し、香港で何泊かするということもできるわけです。
このように経由地で24時間以上過ごす事をストップオーバーと言います。
ストップオーバーするには、追加料金がかかる場合も…
航空会社や、チケットの種類によっては、ストップオーバーできないチケットや、追加料金がかかる設定のものもあります。これらは、予約クラス(ブッキングクラス)毎に違うので、ストップオーバーしたい場合は、チケットの購入時に、しっかりと確認する必要があります。
予約クラス(ブッキングクラス)については、こちらにまとめています。
まとめ
トランジット:機体や便名が変わらない途中寄港のこと
トランスファー:機体や便名が変わる24時間以上の乗り換えのこと
ストップオーバー:経由地に24時間以上滞在する乗り換えのこと
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